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マラキ書が完成してからキリストが登場するまでの期間、「400年の沈黙の期間」1とも言う。この期間神が語らなかったから「沈黙の期間」とも言われている。この期間イスラエルは多大の変化を見た。
政治的にはペルシャ支配からギリシャ支配からローマ支配まで移行した。
世俗的で人間中心な支配下に影響され偶像礼拝にも進んだイスラエルだった。神がもう働いていないと信じてしまう人も多かった。イスラエルのアイデンティティーがペルシャ文明・ギリシア文明・ローマ文明に影響されたのは間違いない。
宗教的にはサドカイ派やパリサイ派がこの時期から始まる。
サドカイ派
サドカイ派は、祭司たちと貴族階級。親ローマ派である。一般市民の支持はそんなになかったが、権力はあった。神学的には、モーセの五書しか神のことばとして認めてないで、天使や悪霊の存在を否定した。魂の永遠性を否定し、肉体の復活も信じてない。
パリサイ派
パリサイ派は、「分離した」という意味で保守的だ。特徴としては、死者の復活、永遠の裁き、天使や悪霊の存在、を信じていた。旧約聖書に関しては、全体神の啓示と理解していた。行いと律法の遵守に囚われているのを新約聖書で見れる。叩かれるが一番神学的には近いのでは無いだろか?
- intertestamental period ↩