イスラエルに与えられた最後の言葉。
マラキは「私の天使」「私のメッセンジャー」と言う意味の名前。
マラキは対話形式の書で、民の疑問に、主が答える。
マラキ書のまとめ
1:1-5ーイスラエルに対する神の愛
1:6-2:9ー祭司たちの非難(祭司たち不誠実)
2:10-3:15ー民の非難(民の社会的罪、夫の不忠実さ)
3:16-18ー主を恐れるもの「記憶の書」
4章ー希望・神を恐れているものを祝福する
ゼパニヤ書やハガイ書で見た、神殿も完成した後の時代に書かれている。神殿も建って10年以上たっているが、状況は変わらない。ハガイやゼカリヤの預言が実現していない。まだ、敵の支配下にあり人々の心は神から離れて行っている。そんなところに、マラキは重い預言(裁き)。イスラエルの問題はネヘミヤ記での問題と似ている。1
あまりにも酷いから、神からのメッセージも心に響かない。ここから、400年の沈黙の時代を迎え旧約聖書が幕を閉じる。でも、ストーリーは終わっていない!
「見よ、わたしはわたしの使いを遣わす。彼は、わたしの前に道を備える。あなたがたが尋ね求めている主が、突然、その神殿に来る。あなたがたが望んでいる契約の使者が、見よ、彼が来る。──万軍の【主】は言われる。」2