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信仰義認とルターの5つのソラ
「信仰義認」は、難しく聞こえる言葉だが、内容は難しくない。どれだけ重要かを強調出来ないくらい大切なコンセプトだ。「信仰義認」とは、信仰だけにより、義と認められる。イエスを信じるだけで救われ、罪赦され、命与えられる。努力では神に近づけない。
ルターのソラ
1517年に『95ヶ条の論題』をヴィッテンベルクの教会に貼り付け、カトリック教会から分離しプロテスタントが誕生した宗教改革の中心人物のルターのストーリーを見よう。ルターはヴィッテンベルク大学でローマ書を教える為に準備していた時、1 義とは罪びとに神から贈り物として与えられる義だと改めて分かった。勝ち取る「義」ではなく、受ける義で神の恵だけだと理解した。
ルターは5つのソラ「Sola 」(ラテン語で「のみ」「だけ」「only」を意味する)を聖書から提唱。
- ソラ・スクリプトゥラ (Sola scriptura) は「聖書のみ」
- ソラ・フィデ (Sola fide)は「信仰のみ」
- ソラ・グラティア (Sola gratia) は「恵みのみ」
- ソルス・クリストゥス (Solus Christus) は「キリストのみ」
- ソリ・デオ・グロリア (Soli Deo gloria) は「神の栄光のみ」
私たちも罪により、神との関係壊れていて死が報酬だと理解する。この壊れた関係を修復するには、正すには「義」が必要。「律法」(行いと努力)によっては到達できない。イエスの十字架での死と復活がその答えなのだ。イエスを信じる「信仰」のみが「義」を与え神の前に正しく立てるようにする。
- 「塔の体験」 ↩