ヨナ書

微妙な従順と神の大きな愛

不思議な48節。なぜ聖書にあるの?微妙な預言者。ヨナとは、「鳩」と言う意味の名前!?

ヨナ書のまとめ

1章ー神から逃げる不従順な預言者

2章ー神に戻る

3章ー神に従う

4章ー神に逆らう

ニネベ

アッシリヤ王国の首都。イスラエルから800キロくらい離れている。残忍なイスラエルの敵。ニネベは歩いて渡るのに、三日かかるほどの大都会。

ヨナはニネベが悔い改めるであろうことを予測し、嫌がった。命じられた、東にではなく、真逆の西に逃げた。1その途中嵐に会い、自分の責任だと理解したヨナは三日三晩、魚の腹の中にいた。

神に救われて、約束を誓った。

しかし私は、感謝の声をあげて、あなたにいけにえを献げ、私の誓いを果たします。救いは【主】のものです。」2

微妙な従順

奇跡的に救われたのに、微妙にしか従わないヨナだった。

神のメッセージも適当にしか伝えない。

4 ヨナはその都に入って、まず一日分の道のりを歩き回って叫んだ。「あと四十日すると、ニネベは滅びる。」5 すると、ニネベの人々は神を信じ、断食を呼びかけ、身分の高い者から低い者まで粗布をまとった。6 このことがニネベの王の耳に入ると、彼は王座から立ち上がって、王服を脱ぎ捨てて粗布をまとい、灰の上に座った。3

神の救いを見たのに、怒って文句ばっかりのヨナ。

神の愛を学べる

神は、イスラエルの人じゃない人も愛している。

ましてわたしは、この大きな都ニネベを惜しまないでいられるだろうか。そこには、右も左も分からない十二万人以上の人間と、数多くの家畜がいるではないか。4

約束の民選ばれたイスラエルや私たちも、使命を見失っている。全ての人の為の神の憐れみなのに、私たちは自分の為に握りしめてしまう。偏見を持って、先入観であの人たちは神の恵に値しないと決めつける。

  1. タルシシュ(スペインの港町)当時知られていた世界の最西端の町。
  2. ヨナ書2:9
  3. ヨナ書 3:4-6
  4. ヨナ書 4:11