エレミヤ書

「涙の預言者」と呼ばれるエレミヤが裁き、悔い改めと新しい契約について教える。

エレミヤ「涙の預言者」と呼ばれている。もうすぐで捕虜となる、エルサレムが崩壊するときに書いていた。それでも、未来の希望を残している。主な預言は、エルサレムの破壊、70年のバビロン捕虜(25:11)、ユダへの愛から悔い改めだ。

かわいそうなエレミヤ。繋がれ、殴られ、投獄され、井戸に投げ込まれ、みんなにシカトされた。難しいメッセージを任された、「引き抜き、引き倒し、滅ぼし、壊し、建て、また植えるために。」1

かなり分かりにくいエレミヤ書。時系列ではなく、トピック順に集められていると思った方が良い。何せ、エレミヤの50年近くのミニストリーを、エレミヤの友達であり書記であり代書屋のバルクがッセージや詩などを集めた物だ。2

時代のセットアップ

一番良かったヨシア王と3人の息子エホアハズ(3ヶ月)、エホヤキム(11年)、ゼデキヤ(11年)と孫のエホヤキン(一年以下)がイスラエルの最後の王たちになる。

エレミヤのまとめ

1章:エレミヤの召し

2-29章:ユダの裁き

30-33章:新しい契約

34-45章:ユダの崩壊

46-51章:周りの国々の裁き

52章:エルサレムの破壊

「悔い改め」

イスラエルの民が契約を破り、神の民となり、聖なる人たちとして生きるはずが、偶像礼拝にいき、不正を行い、貧しい人を陥れる生活をしていた。だから、エレミヤなどが、バビロン帝国による滅ぼしと捕虜を預言する。

「【主】よ、あなたの目は真実に届かないのでしょうか。あなたが彼らを打たれたのに、彼らは痛みもしませんでした。絶ち滅ぼそうとされたのに、彼らは懲らしめを受けることを拒みました。彼らは顔を岩よりも硬くして、立ち返ることを拒みました。」

新しい契約

アブラハム契約、モーセ契約、ダビデ契約どれも失敗に終わったように見える。イスラエルが忠実に生きなかった。それでも、愛してくれた神。

3 【主】は遠くから私に現れた。「永遠の愛をもって、わたしはあなたを愛した。それゆえ、わたしはあなたに真実の愛を尽くし続けた。でも申命記で教えられた神のルールできなかった。何人預言者送っても。。。心離れていく3

33 これらの日の後に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこうである──【主】のことば──。わたしは、わたしの律法を彼らのただ中に置き、彼らの心にこれを書き記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。4

出来ない人々を捨てるのではなく、もっと良い契約をつくるよと約束する。今までとは違う契約。イエスが成就する。

「わたしの血による、新しい契約です。」5

キリストを信じる信仰により、私たちも預かることの出来る契約。聖霊が内在。

  1. エレミヤ1:10
  2. エレミヤ36章で経緯が分かる。
  3. エレミヤ 31:3
  4. エレミヤ 31:33-34
  5. ルカ22:20