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三大預言者のイザヤ、エレミヤ、とエゼキエルに入ります。このイザヤ書は新約聖書で一番引用される預言者。長くって複雑な書だが、この上もなく大切だ。イエスが会堂で開いたのもイザヤ書からだ。1
イザヤはヘブライ語で「神は救い」と言う意味の名前。イザヤは50年間神に仕えた。イザヤ書はイザヤのメッセージ、預言、ストーリーなどが一生分含まれている。
イザヤの時代のセットアップ
イスラエルは約束の地でサウロ王、ダビデ王、ソロモン王の元、統一国家として繁栄したが、すぐに北の国「イスラエル」と南の国「ユダ」に分裂してしまう。南北時代に預言が多く遣わされた。北の国は特に神から離れていた。
イザヤはユダの王5人にも仕えた。ウジヤ王、ヨタム王、アハズ王、ヒゼキヤ王、マネセ王(?)。言い伝えによると、イザヤはマネセ王にノコギリで二つに轢かれて死んだそうだ。2
イザヤのまとめ
覚えやすい。たまたまか分からないが、聖書と同じ区別。66章(聖書は66書)。最初の39章(旧約聖書は39書)と次の27章(新約聖書は27書)に分けられる。
1-39章:神の裁き
40-66章:神の恵と救済「慰め」
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1-39章:「裁き」ーアッシリアの前からバビロンまで
まずはユダの失敗と裁きから始まる。2章では、神がイスラエルを用いて国々を祝福するはずだったが、偶像礼拝や貧しい人の扱いなど心も背も神に向けてしまってる。そんな人たちに「悔い改めないと、裁きがくる!」と教えている。同時に、9章や11章では、約束のメシア、契約の神にある未来の希望も見られる。
7-9章では、アハズが王の時代に、イザヤがいる南の国の「ユダ」が北の「イスラエル」とシリアから襲われそうになる。このあたりでアッシリア帝国により北の国に「イスラエル」が滅びる。
そこから、35章までは、国々への裁きのメッセージが書かれている。裁きの間にもちょこちょこ希望が、約束の王に見られる。周りの国々に頼らず、神に頼れ!と言うメッセージ。
36-39章では、ヒゼキヤ王の時代に今度はアッシリア帝国からの脅威にある時どのように神が働いたか見れる。
見よ。あなたの家にある物、あなたの父祖たちが今日まで蓄えてきた物がすべて、バビロンへ運び去られる日々が来る。何一つ残されることはない──【主】は言われる──。3
裁きが来ると言う終わり方のセクションだ。
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40-66章:「慰め」ーバビロンから先
40-48章では、バビロン捕虜の最後を見据えて慰めの言葉を未来に向けて書いている。
「慰めよ、慰めよ、わたしの民を。──あなたがたの神は仰せられる──4
大変な中にいるユダの民に、希望がある。裁きが来る、裁きの中にいるかもしれないが、将来神が立て直す、主の僕(メシア)を送る(49-55章)。こんなに素晴らしい契約の神だが、ユダは失敗し続ける。神に忠実に生きないで背を向け続ける(56-59章)。最後に、60章から66章で、神がどのように贖い癒し栄光を戻すかを書いている。
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「主の僕」ー42章、49章、53章、61章
世界に祝福となるはずのイスラエルが失敗。でも、「主の僕」が替わりにイスラエルと国々に祝福となる。イエスはルカの4章で自分がこの「主の僕」であると宣言した。
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「イスラエルの聖なる者」
「イスラエルの聖なる者」と言うフレーズは、25回あまりにもイザヤがつかう。「聖なる神」で私たちが頼るべきかたであると同時に、私たちから程遠い。計り知れないほどすごい。しかも、こんな聖い神が、「インマヌエル」となって「私たちと共にいる神」となってくれる。これが福音のメッセージだ。
難しいセクションもあるイザヤ書だが、神を知ろう。イエスに出会おう!